金の名言ブログ

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【幸福への言葉】「考えて行動する人間は成長する」 野村克也

いつも記事を読んで頂き、ありがとうございます!

前回、お知らせしたように、今回からの記事の「リニューアル」に伴い、ハンドルネームも、

「せいや@成長読書」

に変更させて頂きました!
このハンドルネームは、私自身、読書の中で、偉人や先人たちの素晴らしい言葉に触れる中で、少しずつですが、自分の考え方が変わり、自分の行動も変わっていっていることを実感しています!
まさに、私にとって読書は、「これまでの自分を変え」、「自分を超えるための読書」だと改めて感じたからです!わかりやすく言えば、「自己成長のための読書」と言えると思います。

これからも、様々な本を読み、その中で出会った名言の数々をそのまま指針にしたり、ヒントにしたりして、自分を超え、自己成長をし続けていきたいと思っています!

さて、本題に入りますが、リニューアル第1回目は、元プロ野球選手で監督の、野村克也さんの著書『野村克也全語録』の中の「幸福への言葉」を紹介していきます!

 

【幸福への言葉】第1回 『野村克也全語録』 野村克也

 

①すべては、己を知ることから始まる

 

大切なのは、「己を知る」ことである。
いまの自分にはなにが足りないのか、どこが弱いのか、どこを磨けばいいのか。正しく己を知ることができるかどうかが、未来を左右する大きな礎になる。


わたしがプロ野球の世界で結果を残すことができたのは、「自分には野球選手としての才能がないから、読みを磨くしかない」と思えたからだった。
もしわたしが、己を見極めないまま野球を続けていたならば、結果を残すどころか、プロ野球人生は短命に終わっていたことだろう。

自分を知らない者が、他のことを理解できるわけがない。自分を知っている者が、本当にものを知っているという意味である。

平たく言えば、自分を知らない人間が大成する道理はないということだ。
つまり、すべては、己を知ることからはじまる。
己を知れば、身につけなければいけないことや自分を活かせる場所、または方法が見えてくる。自分にとっての正しい目標が定まれば、そこに向かって前進するのみである。

*古今東西、ソクラテスの時代から現在まで、哲人や天才たちが考え続け、未だに解明し切れていないものーそれは「人間」というものです。この人間の中でも、「自分」こそが、最も身近であって、最も難解な人物といってもいいのではないでしょうか。しかし、いくら理解しがたい存在であっても、自分のことを知ろう、理解しよう、と努めることは大切なことです。

野村さんは、「自分を知らない物が、他のことを理解できるわけがない」と言い、「自分を知らない人間が大成する道理はない」と言っています。
ある意味、天気以上に人間の心は変わりやすく、自分のことであっても、はっきりといかなる人間かつかめなかったりしますが、大事なことは自分を知ろうとすること。「自分には何が足りないのか、どこが弱いのか、どこを磨けばいいのか」を知ろうと努力していくことです。

自分を知ることができたその先に、自分以外のことも理解でき、大いなる未来も開いていくことができるのです。

②「自分は無知だ」と気づいた時から進歩がはじまる

 

わたしは監督時代、選手たちに「無知を自覚しなさい」「自分はものごとを知らないということを知りなさい」とやかましく言ってきた。実際、たくさんのことを知る努力をしないと「無知」は自覚できない。少なくともなにかを得ようとしないと、自分が無知であることにまるで気づけない。

自分が無知であることを自覚すれば、貪欲になり、多方向にアンテナを張り巡らすようになる。人は、「自分は無知だ」と気づいたときから、進歩がはじまるのだ。

本当に無知な人は、自分が無知だということにまるで気づかない。そうなると、成長や進歩とは無縁の人生を送る。

もっと多くの人の話を聞いてみたい、本を読んでさらに広い世界を知りたい、などの知識欲が生まれ問題意識を持つようになるのは、自分の無知を自覚したとき。自分はなにも知らないと自覚すれば、おのずと貪欲な向上心と探究心、「なんとかしてやる」という執念、「こうなりたい」という願望が生まれてくるものである。

「本当に無知な人は、自分が無知だということにまるで気づかない。そうなると、成長や進歩とは無縁の人生を送る」ー野村さんの言葉は、私たちに非常に大事なことを投げかけてくれているように思います。

私たちの日常において、私たちの周りに、「成長しよう」「進歩しよう」と考えて、日々自分を高めようと努力している人がどれだけいるでしょうか。当然、口には出さないけれど、自分の目標を持って、人知れず努力をしている人もいますが、私は、今の社会全体が、「成長」や「(人間的な)進歩」を目指しては進んでいないように感じています。「成長や進歩」ではなく、ほとんどの人が、「仕事で成功して多くの富を手に入れる」や「少しでも多く稼ぎたい、多くのお金を手に入れたい」という、経済的な豊かさを求めて生きているのではないでしょうか。

かく言う私もそういう面がありますし、経済的な豊かさを求めることは人間の自然な感情であり、否定するつもりはありませんが、「自分の無知を放置して成長や進歩とは無縁な人生を送っていけば、将来、必ず行き詰らざるを得ない」と思うのです。また、「本当の成功を目指すのであれば、貪欲な向上心から多くのことを学び抜き、自分を高め、成長していくことは欠かせない」と思っています。

自分が無知であることに気づかず、無知のままで、面白おかしく生き続けても成功し続けることができるほど、人生は甘くありません。
成功し、幸せを手に入れるためには、自分の無知を自覚し、どの分野であれ一生懸命に学び、日々自分を高め、成長させていく努力が不可欠なのです。

③考えて行動できる人間は、考えない人間よりもはるかに成長する

 

なかなか結果が出ない人と出る人の差はどこにあるのか?それは、感じる力の差である。人は、感じるから考える。そして、考えたとおりに行う。感じて、考えて、行う。それが、人間の行動の原理原則である。

ゴロを捕る練習にしても、素振りにしても、投げ込みにしても、ただ数をこなすだけの練習なら続けるだけ無駄。「何分間も捕り続けた」「何百回もバットを振った」「何百球も投げた」。たしかに基礎体力はつくかもしれないし、「これだけやった」という自己満足は得られるかもしれない。しかし、その努力が結果につながるとは言い切れない。なぜなら、その練習目的がわかっていないからである。

考えて行動できる人間は、考えない人間よりもはるかに成長する。これは野球に限らず、どんな仕事でも言えることだろう。
感じて、考えて行う人には、どんな行動でもそこに根拠がある。
どうしてそういう練習をするのか、どうしてそのボールを投げたのかなどの答えが自分のなかにあるのだ。そうすると、結果にかかわらず客観的に分析でき、経験値として蓄積される。


しかし、自分の行動になんの根拠もない人は、結果について論じるだけで残るのは結果に対する感情のみ。それでは、どれだけ最先端のトレーニングに取り組んでも、大きな試合に起用されたとしても、まったく成長につながらない。

*私は、これまで野村さんの本をたくさん読んできましたが、野村さんの哲学の中心の一つが「考えることの大切さ」を教えていることです。
野村さんは、結果が出る人と出ない人の差も、感じる力、考える力の差である、と言います。
そして、自分の行動の目的も考えずに行動しても、結果に対する感情のみが残り、まったく成長につながらない、と指摘しています。

同じ行動をしていても、そこに「自分の頭で考える」という行為があるかどうかで結果は大きく異なっていくのです。

自分の頭でしっかりと考えて行動することの大切さー野村さんの言葉は、現代のめまぐるしい情報化社会の中で生きる私たちに、大きな教訓を残してくれているようです。


野村克也さんの名言集の集大成です!✨素晴らしい名言の数々をぜひ読んでみてください!😊↓↓↓

 

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